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塚田詰将棋代表作―昭和の名匠・塚田正夫の傑作選202題塚田詰将棋代表作―昭和の名匠・塚田正夫の傑作選202題
(1999/04)
塚田 正夫

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この本に出会ったのは、20代の半ばぐらいだったと思う。

当時は個人的にも人生の岐路の一つであった。

どうにもうまくいかないことが重なっていたのだ。

そんな時にはじめて本格的に読んだ詰将棋本である。

詰将棋の中には、いかにも持ち駒が多くて解けそうになく難しいのだが、しかしまあ、「これだけあればそりゃあ詰むんだろうけどなあ。」と感覚的に思ってしまうものがある。

しかし、氏の作品は違うのだ。

初見は、持ち駒も少なく、配置も簡素、いかにも詰められそうな作品なのである。

そして、自分の頭で解こうとするが、どう考えても解けない。

そのうちに、今度は本当に「これだけの持ち駒で詰むのか。いやこれじゃあ詰まないんじゃないのか。」と疑わしく思ってしまうのだ。

当時は初心者でもあり、5手詰めに1時間以上取り組んでも解けなかった。

そして、泣く泣く答えを見る。そして愕然とし、感嘆する。

どうやっても掴まえられそうにない玉が、思いもつかない妙手でぴったりと掴まる。

どう頑張っても手の届かない場所に、たった一つの好手段でたどり着けるのだ。

当時は、ちょうどそんな手を探していた時期であった。そして今もまた。

この本の中に出てくる塚田正夫栄誉十段の言葉。

「妙手は一つあればいい。」

と言う言葉が深く印象に残っている一冊である。

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2009年02月16日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 将棋 | Top↑ |
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